内部リンクの数とユーザビリティ(とLPO)

2009年8月31日

内部リンクの数多すぎませんか?

SEOにおいて、内部リンクがある程度重要であることはよく知られています。実は、SEOもっと!を設計した当初、当時の主要コンテンツ(今ではどれが主要コンテンツかわかりませんが)に全ページから内部リンクを集めたいと思って、今のようなナビゲーションの構造にしたんです。ナビゲーションは全ページについてますから、原則的には100ページあったら100ページ分の内部リンクが各コンテンツに集まるわけです。そして、例えば「SEO キーワード」「オーバーチュア キーワード」といった細かなキーワードでアクセスを積み重ねようと思っていました。これだけSEO業者がひしめく中で、SEO関連の主要キーワードで上位表示するのはかなり難しいと思っていましたから。


そして1年ちょっとが経ったわけですが、先日ふと、内部リンクの数多すぎないか?という疑問を感じました。ナビゲーションも含めて、トップページの内部リンクの数を数えてみたら、80近くありました。この程度のサイトでこの数はちょっと多いですよね。Googleのガイドラインには以下のような記述もあります。

Google ウェブマスターのためのガイドライン

ページのリンクの数を適切な数(100 未満)に抑えます。

内部リンクは数の問題じゃない

もし、当時の私と同じような考え方をしている方がいらっしゃれば、それは賢明ではありませんので考え直してみてください。全ページから内部リンクを集める必要はありませんし、内部リンクの数に固執する必要もありません。


外部リンクもそうですが、リンク効果は数に比例しないということです。では、何に大きく影響されるかというと、人によって言うことが違うと思いますが、私は少なくともテーマ(キーワード)には一定のウェイトがおかれていると考えています。これは、このサイトの運営を通して学んだことです。

しかし、これもGoogleやYahoo!の人に聞いたわけじゃないので「そんな感じがする」という程度です。でも、これって理にかなっていると思うんです。SEO効果がそれほどなくても、ユーザにとっては有益なリンクですよね。自分が見ているページと近いテーマのページへのリンクが張ってあれば、目的のページにたどり着ける確立が高くなるんですから。

結局はユーザビリティに回帰する

なぜ、私がSEOもっと!の内部リンク数に疑問を持ったかというと、ペナルティを恐れているからでも、SEO効果を高めたかったからでもなく、単純にユーザビリティが低くなっているのでは?探したい情報を探しづらいのでは?と思ったからです。果たして、ナビゲーションにこれだけのメニューを入れるのはどうなのか?右サイドのリンクが多すぎて混乱しないか?


でも、しばらく熟慮した結果、今くらいだったらぎりぎりOKだろう、案外探したい情報を探しやすいだろう、と判断したので、現状維持ということにしました。いずれ変更するかもしれません。ユーザビリティを考えて。

ユーザビリティとSEOに配慮した内部リンク

では、どういった内部リンクが望ましいのかまとめてみます。目新しいことは何も書いてありません。

  • カテゴリレベルには確実にメニュー(ナビゲーション)からリンクする
  • サブカテゴリレベルにはユーザビリティを考慮した上で必要に応じてメニュー(ナビゲーション)からリンクする
  • 主要コンテンツ(ページ)にはユーザビリティを考慮した上で必要に応じてメニュー(ナビゲーション)からリンクする
  • 主要コンテンツには、ヘッダーエリアやサイドエリアから直接リンクする(バナー含む)
  • パンくずナビを設ける
  • サイトマップを設ける
  • 文末に関連ページへのリンクを設ける
  • 本文中に関連ページへのリンクを設ける
  • 画像ではなくキーワード入りのテキストリンクが望ましい(ただし、例えばグローバルナビゲーションのメニューを必ずしも画像ではなくテキストにする必要は無い)
  • トップページは特にユーザを目的のページ、見てほしいページに誘導できるようにリンクを貼る
  • ランディングページに誘導できるようにリンクを貼る


と、ここまで書いたところで、SEOの話なのかユーザビリティに配慮したWeb設計、製作の話なのかLPOの話なのかわからなくなってきましたので、これくらいにしておきます。実際のところ、すべての要素が必要なんだと思います。もう少し勉強したら、もう少しわかりやすくまとめようと思います。


ちなみに、検索エンジンのクロール技術というかインデクシングの技術が進んでいますので、クローラビリティの観点で内部リンクを考える必要性は低くなってきていると思います。xmlサイトマップ、フィードに反応してクローラーが来てくれますしね(逆に言うと、ふたつとも備えていないサイトは導入を検討したほうが良いでしょう)。

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コメント(2)

ご無沙汰です。おげんきですか。

私は普段はサイトつくるときユーザビリティのことしか考えてないです。人間が見てわかりやすくて機能的ならそれが一番ってことで。SEO専門家じゃないんでそういうこともいえるんですが、SEOを生業にしてる方はたいへんですね。私の場合はSEOについて考えるよりも「よりクリックしてもらえるボタンデザイン(色、かたち、大きさなど)はいかにあるべきか」なんてことで何時間も悩んだりします。

ところで、本題とは直接関係ないんですが、さいきん少しへーーと思ったことを書きます。仕事であるサイトをつくりました。更新はお客様がブログ感覚でやってもらうという風につくったのですが、納品後どうなったかなとチェックしたらば、そのお客様は文藝関連にお詳しいのですが、書籍について書くとき、ナニゲに、漢字の書籍名に加えてカッコしてひらがなの書籍名も書いていらっしゃったのです。

読みにくい漢字ならだれでもこういうことをやるでしょうが、そのお客様の場合は、親切なのか、やりだしたらとまらない潔癖性的なものなのかわかりませんが、「漢字で書籍名を書いたらカッコしてひらがなも併記する」という自己ルールをつくり、それを実践していらっしゃったのです。

お天気読本(おてんきどくほん)

てな具合です。常にこれを徹底しているということです。

そしたらですね、アクセス解析を見たら、けっこうひらがなで検索するビジターって私の予想よりも多いことに驚きました。ひらがな戦法のお陰からか、できたばかりのサイトで競合力ゼロですが、ロングテールのロングテール層がチラチラとひっかかります。ベストセラーの書籍名で10位以内なんてむりですが、それをひらがなで検索するひとってのがいてですね、数はぐんと減りますが、だれもこないよりはマシっていうくらいはアクセスがあるんですよ。

googleの場合(yahooもそうかもしれないですが)、「web, ウェブ、ウェッブ、うぇぶ」というような文字列は関連づけられて検索結果に出るみたいですが、ひらがなの検索結果ではひらがなそのままのほうが上位に来るようです。

このお客様はSEOなんてまったく知りません。単にそうしたほうがいいだろと思ったからそうしたそうです。なかなかやるなと思いました。関係ない話ですません。だれかにいいたかったもんで。

どうもご無沙汰です。
Googleの順位も安定して、おかげさまで何とかやってます。


SEOに熱心になるのは良いことなんですが、
SEOに注力するあまり、ユーザビリティが等閑になるというのは、本当によくあることです。
私自身も大いに失敗しました。


大切なのはバランスなんだと思います。
SEOだけでもダメ、ユーザビリティだけでもダメ、
デザインだけでもダメ、売れなきゃ意味無い。

しかしこれは本当に難しい。
でも、例えばWeb屋さんがこれらを網羅できれば確実に強みになりますよ。あんまりいないですから。


ひらがなの件面白いですね!
SEOでは前から言われていることではありますが、
「徹底」するってことが大事で、結構なアクセスをもたらすんでしょうね。
ユーザへの配慮が自然に良い結果をもたらしているんでしょうね。

いやぁ、勉強になりましたよ。


そんなわけで、お互いこつこつ頑張りましょう!

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