特にインデックスアップデートの時期になると、トップページがどこかに吹っ飛んでしまうペナルティに遭遇した、ペナルティによって順位がありえないほど下がったといったような話題が多くなります。私も含めて多くのウェブマスターが興味を持っている事象ですし、検索エンジンがいちいち「これはペナルティです」と教えてくれるわけではないので、情報が錯綜します。これは自然なことです。
私は以前より、ペナルティと言われるものの多くがペナルティじゃないと考えてきました。なぜそう考えるようになったのか、経験を交えて振り返ってみようと思います。
誰もが知っている有名なペナルティというと、Googleの逆鱗に触れた以下のような事例が挙げられます。おそらくは人為的な操作を介してその措置がとられるものです。
Googleのガイドラインに違反した場合は、基本的にはウェブマスターツールにお叱りのメッセージが届くようになっているそうなので(すべての場合ではない)、ガイドラインにしたがってサイトを修正し、ウェブマスターツールから再審査のリクエストをすることができます。その後無事復帰できるかどうかは、運によるところも大きいでしょう。

ペナルティと思われる現象についてはこちらの記事が大変分かりやすくまとめられています。
YahooとGoogleのSEOとペナルティ | 無料SEO対策のススメ
インデックスから削除されたり、ページランクを下げられたりするあからさまなペナルティ以外にも、色々な現象が確認されているようです。実際に私も、Googleで何回か順位が急降下した経験があります。SEOもっと!でも経験しましたし、他のいくつかのサイトでも経験しました。
順位が急激に下降してから2~3日で戻った時もありましたし、1ヶ月程度で戻った時もありましたし、1ヶ月以上をかけて戻った時もありました。いずれのケースにも共通するのは、特に何もしていないということです。辛抱強く待っただけです。再審査リクエストもしていません。
インデックアップデートやそれ以外の時でも、順位が急降下する現象を何度も経験しています。
Yahoo!の場合も、静観していたら大抵は戻ってきました。戻らないものもありました。でもそれはペナルティじゃなくて、単純に検索エンジンの評価が変わっただけですよね。
私は未だに、検索エンジンが全自動的にペナルティの判定→ペナルティの処理をしているとはどうしても思えません。人為的にフラグを立てて、ある程度人為的な操作を介して行われるのがペナルティだと思っています。特に根拠はありません。なんとなくです。
逆に、頻繁にあらゆるサイトでペナルティが発生するとおっしゃる方は、ペナルティの処理はシステムサイドですべて行っていると考えていらっしゃるんでしょうね。そうじゃないと話の筋が合いませんものね。
いずれにしても、どれがペナルティに該当してどれが該当しないかを線引きするのは不可能ですし、別にどちらでも良いのですが、ペナルティという言葉があまりにも安易にそれっぽく使われることで、サイトの運営に支障が出てしまう(本来やるべきことが等閑になる)という懸念もあるので、敢えてこういった記事を書いている次第です。しかし皆さんは、どちらが自然だと思いますか?
GoogleやYahoo!がどれだけ立派で大きな会社であっても、100%完璧で、万人が満足するシステムなんてありえません。私たちにとって不条理な現象は十分に起こりえます。大幅な順位変動は、よく言われるアルゴリズムの変更や、インデックスアップデート、そしてペナルティだけではなく、単なる不具合だった、たまたまそうなってしまったという事だってあるのです。そうじゃなければ、特に何もしていないサイトの順位が、どうして上で紹介したような乱高下をするのでしょうか。
コメント(6)
コメント

同意です。
最近はホント、ペナルティやらペナルティ解消法やらという記事が増えてますね。
順位下落=ペナルティという考えはどうにかして欲しい所です。まぁそれが商売に繋がるんでしょうが、普通にSEOしていればペナルティを受けることなんかほとんど無いんですけどね。
こんにちは。
>まぁそれが商売に繋がるんでしょうが
そうなんでしょうね。
それにしても、なんだかわけの分からない難しい言葉並べて一般ウェブマスターの不安を煽るような記事は悪影響が強いですよね。
SEOの悪いところが出てしまっている印象を受けます。
でも、そろそろペナルティ系のネタも厳しくなってくるんじゃないでしょうか。
いつも大変お世話になっております。
松尾です。
SEOもっとさんの記事、とても面白く読ませていただきました。
>ペナルティかペナルティじゃないかはどうでもいいんですけど
まさにその通りだと思います。
コンサルに行くと、SEOの都市伝説に振り回されている人がこれほど多いのか!って痛感します。
キーワード出現頻度が7パーセントがベストって言われましたが、どうすれば良いですか?とか、SEOっていう言葉を入れるとペナルティを受けるんですか?とか(^^;)
その他「トップページが表示されないんです、これってペナルティなんですか?」っていう相談も受けますが、サイトを確認すると、トップページと内部ページとでSEOの役割分担が正しくできていなかっただけという・・・。
そんなのは内部ソースとテキストいじれば修正できますし。
とはいえ、僕はいまだに大量リンクを一気に獲得すると、順位に大きく影響すると考えている派です(笑)
>普通にSEOしていればペナルティを受けることなんかほとんど無いんですけどね。
パシさんの意見に同感です(^^)
こちらこそお世話になっています。
こんばんは。
>SEOの都市伝説に振り回されている人がこれほど多いのか!って痛感します。
一昔前に比べたら減ったかなぁって思い込んでいたのですが、
やっぱりまだまだ多いんですね・・・。
松尾さんやパシさんのような方にかんばっていただいて、
SEOの都市伝説が無くなる事を願っています!
(私も大いに振り回された一人なので・・・)
相変わらずお仕事お忙しいようですが、お体をお大事に、
信州の温泉に骨休めにでもいらっしゃってください。
さすがだね
もうBingになっちゃうからロムるのやめるけど
フラグをペナルティと捉えるかどうかの違いだと思うよ
コメントありがとうございます。
検索エンジンのシステムは、私たち庶民の想像を超えたものだと思いますので、
或いはガイドライン違反を感知して自動的にフラグを立ててフィルタをかけるような仕組みがあるのか知れませんが、
それにしても順位の急降下を端からペナルティという言葉で片付けてしまうのは短絡的過ぎるというのが私の考えで、このエントリの趣旨でもあります。
私自身、大いにペナルティという言葉に振り回された一人なので・・・。